後白河院の熊野詣——今様と信仰
世の秩序が乱れ、都に戦乱も多かった平安時代後期、ひとびとはよほど現世を頼りなく思ったのでしょうか、死後の浄土に救いを求めるようになりました。浄土信仰の高まりとともに熊野詣が盛んになり、多くのひとが険 […]
世の秩序が乱れ、都に戦乱も多かった平安時代後期、ひとびとはよほど現世を頼りなく思ったのでしょうか、死後の浄土に救いを求めるようになりました。浄土信仰の高まりとともに熊野詣が盛んになり、多くのひとが険 […]
当研究所では、毎年秋に宇治の松殿山荘にて、今様合の宴を開催している。和歌の歌合の歴史は、最初の勅撰和歌集である古今和歌集が成立する以前から行われている。和歌の優劣を競うこの宴は、やがて、さまざまな物 […]
これは、『今様の濫觴』(前稿参照のこと)に記された系図の一部を馬場光子氏が見やすく書き直した簡略版です。 *馬場光子著『今様のこころとことば』三弥井書店(1987)より 内容は、中世東山道の宿場町 […]
加賀前田藩伝来の文化財からなる尊経閣文庫に、『今様の濫觴』と呼び習わされている巻物が保管されています。 内容は、今様の起源を綴る〈本文〉と今様の伝承を示す〈系図〉で、包み紙には本文の書き出し部分が記 […]