近代文学における祇王祇女説話翻案の諸相② 山崎紫紅『祇王祇女』
本稿は「近代文学における祇王祇女説話翻案の諸相①」の続きである。山崎紫紅『祇王祇女』について紹介したい。作者の山崎紫紅(明治8~昭和14)は劇作家として坪内逍遙の影響下に活動していたが、後には議員に […]
本稿は「近代文学における祇王祇女説話翻案の諸相①」の続きである。山崎紫紅『祇王祇女』について紹介したい。作者の山崎紫紅(明治8~昭和14)は劇作家として坪内逍遙の影響下に活動していたが、後には議員に […]
はじめに 近代文学には『平家物語』祇王祇女の挿話を翻案した作品がいくつか存在する。今回はその内、管見に入った戯曲について紹介したい。個々の作品論というよりは、近代における白拍子表象の具体像を確認する […]